2020年3月楽膳教室

ひな祭りに桃花酒を飲む・・つぶっこ楽膳教室

♪コチジャンをつくりましょう!(3カップ分)
材料;みそ       250㌘
水           1と1/2カップ
砂糖大根糖       85㌘
粉唐辛子        85㌘(あれば、粗い、中くらい、細かい赤唐辛子をまぜる)
自然海塩        大さじ1
酢           小さじ1
純米酒         小さじ1
作り方;①鍋に水1と1/2カップとみそ・砂糖大根糖をいれます。
②さらに粉赤唐辛子も加え、中火にかけます。
③泡立て器でタマのないように、よくかき混ぜて溶かし煮立てます。
④煮立つたら、さらに5〜6分こがさないように弱火でたえずかき混ぜながら煮立て
火をとめます。
⑤塩を加えてよくかき混ぜ、人肌程度に冷まします。
⑥冷めたら、酢と酒を加えます。
密閉式でない容器にいれ、常温で保存します。ビンごと冷凍保存もおすすめです。
(夏場は発酵しますので冷蔵庫に入れてください)
♪もちきび春巻き(8本分)
材料;ごぼう              15㎝(粗みじん切り)
人参               小1本(粗みじん切り)
生姜(しょうが)         1かけ(粗みじん切り)
胡麻油              小さじ2(炒め用)
もちきび             半カップ(3倍の水で炊きます)
ライスペーパー          人数分
春雨               30㌘(鍋に水をいれ沸騰したら、5分ほど茹でる)
もちきび調味料  濃い口しょう油大さじ½・純米酒大さじ1・自然海塩小さじ½
具  長ネギ             20㎝位(千切り)
豆苗(とうみょう)       適量(スプラウトでも)
作り方;①ごぼう、人参、生姜は粗みじん切りにし、鍋に胡麻油をひき軽く炒めます。
その上に、洗ったもちきびを加え、水を3倍入れて中火でたきます。沸騰したらフタを開け
ぐるりと全体をかきまぜ、また弱火で12分炊き、火を止め10分蒸らします。
炊いたもちきびに、戻して食べやすい長さに切った春雨ともちきび調味料を加えまぜます。
③白い部分のネギは千切りにし、さっと水にひたします。ネギのにおいと辛み成分は
硫化アリルという成分で、血液を浄化し、血糖値を調整しますが、揮発性ですので、
水にさらす場合や煮たり焼いたりする時間は短くしてください。
④生春巻きをお湯でもどし、炊いたもちあわと千切りネギ、豆苗を巻きます。
⑤エスニックなたれでお召し上がり下さい。
春巻きのたれ
材料;塩麹か塩レモン小さじ1・レモン汁(柚子や夏みかんなどの柑橘類)小さじ1・
すり胡麻小さじ2・ヌクナムかナンプラー大さじ1
もちきびの栄養
きびは東アジア東部から中央部が原産といわれています。
もちきびは、ビタミンB群とリン、カリウム、亜鉛、マグネシウム等のミネラルバランスに優れています。もちきびは、もっちりとした食感で卵のような味わがあり、
うるちきび(いなきび)は、ふんわり軽い口当たりが特徴です。
あわ、ひえよりも粒が大きく、雑穀としては利用しやすいです。
食物繊維もたっぷりなことから、ダイエット食品としても注目されています。
カリウム、マグネシウムの働きで、塩分の体外排出が促進され、高血圧の予防に効果を発揮し、食物繊維との相乗効果が期待できます。
また、近年問題になっている味覚障害を正常に保つために必要な亜鉛も多く含みます。
余分な熱を取り去る清熱作用があるといわれています。
♪高野豆腐と人参のコチジャン煮4人分)
材料;高野豆腐                2枚(2㎝角に切る)
人参                  中1本(一口大乱切り)
長ネギ                 半本3㎝幅の斜め切り
ラード‘(炒め用)や太白胡麻油      大さじ1
ミネラル命の出し            カップ半分
白胡麻                 少々(ふりかけ用)
調味料 コチジャン大さじ1・濃い口しょう油大さじ½・ごま油大さじ½・
おろし大蒜(にんにく)小さじ1・おろし生姜(しょうが)小さじ1
作り方;①厚手の鍋にラードを温め、乾燥した高野豆腐を炒める。そこに、人参を加え軽く炒めたら、ミネラル命の出しを入れて柔らかくなるまで10分ほど煮ます。
②①にネギを加え、調味料でしばらく味をつけます。煮汁がある程度減ったら、器に盛り、
白胡麻をかけいただきます。
♪寒天カルパッチョ(4人分)
材料;糸寒天                    5㌘(20分ジュースで戻す)
りんごジュース(お手元にあるジュースで)   100cc
ちりめんやしらす               大さじ1
ミニトマト                  2個(タテに4等分)
ハーブやスプラウト              適量
カルパッチョ調味料
自然海塩と胡椒                各適量
太白胡麻油やサチャインチオイル        小さじ1
作り方;①糸寒天を林檎ジュースに20分浸す。
ちりめんはさっと湯をかけます。ミニトマトはタテに4つ切り。スプラウトは洗います。
②器にちりめん、ミニトマト、スプラウトを彩りよく盛り、糸寒天はしぼらずにお皿に
散らします。カルパッチョの調味料をまわしかけいただきましょう!!
♪もやしと若布(わかめ)のチョナムル(チョは酢)(4人分)
材料;もやし                   一袋(50度洗い)
若布(わかめ)               5㌘(水で戻し2㌢に切る)
えのき茸                  一袋(石づきをとり小房に分ける)
煎り胡麻                  大さじ1
チョナムル調味料
大蒜(にんにく)              1片(おろす)
柿酢や梅酢、三年醸造酢など         大さじ1
濃い口醤油                 大さじ1,5
胡麻油                   大さじ1
コチジャン                 小さじ1
味醂(みりん)               大さじ½
粉赤唐辛子                 小さじ1(お好みの量を)
作り方;①もやしと石づきを取ったえのき茸は50℃洗いし、沸騰した湯にいれひと煮立ちさせザルにあげます。若布は水でもどし、2㌢位に切ります。
②チョナムルの調味料をつくります。ボウルに、おろし大蒜、柿酢、濃い口醤油、胡麻油、
味醂、粉赤唐辛子をまぜ、もやし、若布、えのき茸を調味料と手でよくまぜ、器に盛りつけて、煎り白胡麻をふります。
♪切り昆布の大蒜(にんにく)炒め(4人分)
材料;切り昆布(乾燥)         22㌘(水に浸して戻す)(戻した汁は出しに)
大蒜(にんにく)         1片(半分に切る)
赤唐辛子             1本(種をとり半分に切る)
ラード(炒め用)         大さじ2
濃い口しょう油          大さじ1/2弱
自然海塩             ひとつまみ
柚子の皮(飾り用)        適量
作り方;①フライパンか厚手の鍋にラードと半分に切った大蒜(にんにく)を香りが立つまで炒めたら、赤唐辛子と戻した切り昆布を加え全体をさっと合わせます。
②切り昆布がしんなりしたら、しょう油と塩で味をつけ、柚子の皮を飾ります。
♪インゲン(隠元)と胡桃(くるみ)の和え物(4人分)
材料;インゲン(隠元)           10本(筋をとり湯がく)
胡桃(くるみ)           大さじ2(軽く炒りすり鉢でする)
味噌                小さじ2
うす口醤油             小さじ1
黒砂糖と黒胡麻           各小さじ1
作り方;①インゲンはヘタと筋を取り、さっと湯がきます。胡桃はフライパンかオーブンで軽く炒り、すり鉢ですりつぶし、味噌、うす口しょう油、黒胡麻、黒砂糖を加え、とろみがつくまですります。②インゲンは斜め3㌢位に切り、すりつぶした胡桃と和えます。
西太后も黒胡麻で美しい髪を維持していたようですが、胡桃と黒砂糖の組み合わせもカリウム、カルシウム、鉄がたっぷり含まれ、美肌と美髪や疲労回復をさらにUPさせます!!
♪五分搗きつぶっこご飯とお吸い物
♪香の物
♪そば粉のお焼き(4人分)
材料:蕎麦粉                60㌘
地粉か全粒粉             40㌘
自然海塩               ひとつまみ
豆乳か水               120cc
韮(にら)              5〜6本(1㌢位に切る)
シュレットチーズ           大さじ2
胡麻油(炒め用)           適量
作り方;①粉と塩豆乳をボウルの中でまぜ、シュレットチーズと刻んだ韮(にら)をくわえる。
あれば天然酵母を50ccくわえても。
②フライパンを熱し、胡麻油をひき①の生地をながしフタをし、色ずくまで焼いたら、裏返してフタを取り除き裏もこんがりと焼きます。
胡麻だれ醤油でいただきます。
♪DEKOさん珈琲
〜〜〜西太后の美肌、美髪・牛蒡(ごぼう)の栄養〜〜〜
♪西太后の美肌と美髪
清の最豊帝の側妃で、同治帝の母西太后は、中国屈指の美食家と称され、74歳まで美食を追求し生涯シミ、しわ、白髪、ボケなしで生き抜いたとか!!食卓には山海の珍味が100皿以上並び、一日の食費は今の通貨に換算すると1000万円ともいわれています。
野生のバラの石けんで入浴したあと、スイカズラの化粧水を全身にぬり、真珠の粉末(美白効果があるとか)を飲み、美顔ローラーをつかい、中国全土から漢法や薬膳を取り寄せ
平均寿命45歳の時代に74歳まで1本の白髪もなく若さと健康を維持しました。
西太后の美の五大食材
山芋(滋養強壮)・胡桃(脳の老化防止)・黒胡麻(補血効果)・鶏手羽(保湿効果)・大根(デトックス効果)
♪牛蒡(ごぼう)の栄養
● 防菌作用;牛蒡は土の中でも腐らないし、傷ついてもすぐに回復する力がある。
● 抗酸化作用;皮にある「サポニン」は老化の原因の活性酸素を排除してくれる。
そして、体内のコレステロールや脂肪に吸着して、洗い流してくれます。
高価な朝鮮人参もサポニンを含みます。朝鮮人参も牛蒡も、3〜5年位は連作が出来ない。
● 腸の掃除;牛蒡の線維は「イヌリン」という水溶性の食物繊維の固まりで、整腸作用や余分な水分を吸着し排出してくれます。糖尿病予防効果と、血糖値の上昇を防いでくれます。
焙煎することで、イヌリンの力がパワーアップします。
● ごぼうの皮(サポニン)は肌の老化を防ぎ、血管のサビも防いでくれますので、脳卒中や心臓病の予防になります。又、サポニンは「血小板の機能を抑える働き」があり、血が固まりにくくなり、血流が良くなります。血の巡りが良くなると、体温が上がり、冷え性や肩こりが改善されます。又、牛蒡の汁をおちょこ一杯飲めば虫垂炎にいいそうです。
ニキビやワキガ、肌荒れやシミの改善にも効果があるようです。
● 牛蒡子;牛蒡の種は、漢方薬の原料の生薬として「駆風解毒湯」「紫紺清肝湯」(しこんせいかんとう)などの風邪や咽頭炎を治す処方に配合されます。
民間療法では、昔から乳腺炎に牛蒡子をお茶にして使われています。