2019年12月おおばこと菊芋の栄養・珈琲の歴史と銀ブラ

 

 

 

年末から暖かい日が続き、庭の花も元気です。

 

かえでも紅葉しました。

2019年12月・・・保存食

○珈琲の歴史と銀ぶら(銀座)

○おおばこ茶と栄養 

○菊いもの栄養
♪おおばこ茶と栄養
おおばこ茶の作り方
春から秋までの全草を抜き取りよごれを落とす。風通しのいい所に陰干しにし乾燥させ、ハサミで長さ2㌢ほどに切り、軽く炒ってできあがりです。缶などに保存して

玄関前にも生えていて、子どもの頃すもうとりをした草です。

下さい。
* おおばこ茶全草を一日10〜20㌘煎じて服用;鎮咳、健胃、強壮剤。全草または種を服用すれば鎮咳、去痰、利尿剤に。風邪、百日咳、喘息、腎炎、膀胱炎、利尿減少、浮腫、尿毒症に効果あり。
おおばこ種の採集方法
採集直は9月頃、花穂を摘み取り、きれいに洗い天日に干すと次々に種が飛び出す。2〜3日すると出なくなるので、花穂をのぞき、種だけをあつめます。
おおばこの種を一日3〜10㌘煎じて服用すれば白内障、鳥目、目の充血、視力低下など眼病一般に効果がある。煎汁で眼を洗顔すればトラホームに効果がる。また、消化不良、下痢、赤痢、便秘、腎臓病、胃腸病、心臓病、肺結核、肋膜炎、蓄膿症、遺精、関節炎、ノイローゼ、神経衰弱などに効果がある。さらに、こしけ、子宮の各種疾患、血の道、冷え性などの婦人病一切に効果あり。
 のどの炎症(うがい薬)(生根汁または生葉汁)
生根汁または生葉汁でうがいをする。刻んだ根や葉がひたひたに浸かる量の水とともにジュースにし、布で絞って汁をとる。保存は一日に。
 胃腸病、泌尿器の薬(全草)
絞り汁を内服すると腸の動きを調える。また絞り汁に酒、塩を入れてわかして飲めば血尿、排尿痛、遺精に効果がある。
膿の吸い出し、切り傷の止血に(生葉)
葉をもんで柔らかくし、腫れ物、麦粒腫に貼ると膿を吸い出す。生葉をそのまま、または塩でもんで貼ると切り傷の止血、肋膜炎などに効果がある。
♪菊いもの栄養(菊いもは北米原産のキク科の植物です)
16世紀初頭、アメリカ軍が北に進出し、その寒さに打撃をうけ、兵士たちは次々倒れ勢力を弱めていきました。ところがそのあたりに住むトピナンプ族は元気に生活していました。

一メートル位に伸び、小さな菊のような花を秋に咲かせます。生姜のような形で土の中にいますよ。

後で調べると、かれらは菊いもを常食していたそうです。
菊いもの糖質にはデンプンは含まれず、イヌリンという多糖体により構成されています。
イヌリンは玉ねぎ、ニラ、ごぼう、あざみなどの菊科に多く含まれますが、菊いもが今のところ世界一とされています。種々の健康機能性をそなえ、今注目されている野菜です。
イヌリンは、腸内でフラクトオリゴ糖に変わり、ビフィズス菌等の善玉菌のエネルギーになります。腸内がきれいになると、消化吸収が良くなり血流や血管も浄化され細胞が活性化されます。また、イヌリンは脂肪を包み込む性質があり余分な脂肪の吸収も防げます。
菊いもは現代病と言われる糖尿病、アトピー、がん等にも効果があるといわれています。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム等のミネラルを含み、β—カロチン、ビタミンB1,B2,Cサイアミン、リボフラミン、ナイアシン、ビチオン、アスコルビン酸などのビタミンやイヌリン、プロティナーゼ、インベルターゼ、ホスゴリラーゼ、フォノラーゼなどの酵素、必須アミノ酸もほとんど含みます。
♪珈琲の歴史と銀ブラ
西洋のハイカラな飲み物だった珈琲が、一般庶民に飲まれるようになったのは、明治44年に作られた『銀座カフェーバウリスタ』の功績に負うことが大きいといわれています。
ジョンレノン、オノ・ヨウコ夫妻をはじめ、芥川龍之介や正宗白鳥などの文学で有名な方も常連だったそうで、『銀座カフェーバウリスタにブラジル珈琲を飲みに行く』ことから『銀ブラ』
という言葉が生まれたそうですよ!“森の珈琲”が一番人気だとか。飲みにいきたい〜〜〜。
珈琲は西暦900年頃アラビア人医師ラーゼスが患者に珈琲を飲ませ、「消化、利尿効果あり」との臨床記録が残っています。日本には江戸時代後期に長崎の出島に駐屯していたオランダ人より伝来しました。
珈琲にはカフェインが玉露の次に多く含まれ、覚醒作用で頭がすっきりし、自律神経の働きを向上させ、心臓の筋肉の収縮力を強化させます。体内の老廃物の排出を促進させます。
赤ワインと同等のポリフェノールが含まれ、特にクロロゲン酸は珈琲にあります。心臓病、脳卒中、呼吸器疾患の死亡リスクを低下させると国立がん研究センターの研究が注目されている。