2014年12月パン教室

12月のパン教室

♢クリスマスのパン・ケーキ=シュトーレン
♢小豆のブラウニー
♢アマランサスの和風パスタ
◇レンズ豆と野菜スープ
◇白菜とりんごのサラダ

庭の水仙が早くも咲き始めました
柿酢

もみじのグラデーションが日本の晩秋を告げて。
柿酢

パン教室風景
柿酢

毎年恒例のシュトーレンを作ります。スタンバイOK!
柿酢
可愛い、ツリーも参加します。

##”シュトーレン”##
柿酢
まずは焼きたてをほうばりました。う〜〜んうまい😊

果物のピールやフルーツミックス、木の実の材料
柿酢
粉と同じくらいの量に、『うわ〜』と声があがって。

柚子、みかんのピールやフルーツミックスを刻みます
柿酢
今回は、オレンジピールやデーツ、トマトの乾燥したものも加えました。

6種類の粉と小麦天然酵母などを混ぜてこねます
粉には新たに、「マヤナッツのコーヒーパウダー」も加えました。
柿酢
こね終わったら、一次発酵をします

シュトーレンの形に伸ばし発酵させ焼きます
柿酢

熱いうちに、たっぷりと溶かしバターを生地に塗ります
柿酢
生地に入れるのと同量以上にたくさんのバターを使用します。
今年は、バターが品薄で入手が大変でした。

バターを塗ったら、すかさず粉糖を茶こしでかけます
これも何度も層に重なる位にふりかけます
柿酢

材料;はるゆたか強力粉          550㌘
ライ麦粉              50㌘
オートブラウン           20㌘(カラス麦のふすま)
ロールドオート           20㌘(押しカラス麦)(エンバクとも)
キャロブパウダー          30㌘(いなご豆の粉)
サクサク粉             20㌘
砂糖大根糖             20〜30㌘(黒砂糖でも)
小麦天然酵母            200㌘
豆乳                150cc
卵                 1個(50㌘)
水                 150cc〜200cc
無塩バター             90㌘(5㎜角に切る)
自然海塩              10㌘
フルーツミックス          200㌘(水で柔らかくする)
柚子ピール             1/4個
(オレンジピールやレモンピールもあれば入れてください)(固ければ水で戻す)
ブランデー漬け果物(半年漬けました)30㌘(あれば)(昨年仕込んだスダチ焼酎漬けも加えます)
木の実               150㌘
(生カッシュ・クルミ・マカデミアナッツ・アーモンドスリーバードなど)
スパイス  シナモン4㌘、カルダモン、ナッメグパウダー、クローブパウダーは各少々
ブランデー             適量(風味付けですのでなければ入れなくてもいいです。)
無塩バター(仕上げ用)       50㌘
粉糖(仕上げ用)          適量

作り方;①フルーツミックスは湯に通し、柚子ピールは刻みます。
ナッツ類も150度のオープンで香ばしく、から焼きして荒く刻みます。
②豆乳は沸騰させて冷まし、卵と水を混ぜて40℃に温めます。
③天然酵母と砂糖、塩を②の豆乳で溶き、粉・バター・スパイス・ブランデーの順にまぜて
充分こねます。①のフルーツミックスを少しずつ包み込み、均一に混ぜます。
丸く整えてボウルに入れ、シャワーキャップをして
一次発酵→30分
④一次発酵した種をガス抜きし、8個に丸めます。キャンバス地かオーブンシートの上に、
ぬれタオルをかけ、10分ほど休ませます。
⑤横長のだ円にのばし、綿棒で1㎝ぐらいの厚さにします。
折りやすいように中央部を綿棒でさらに押さえて少しくぼませ、合わせ目を少しずらして二つ折りにして、オーブンシートを敷いた天板にのせてぬれタオルかキャンバス地をかけて、
仕上げ発酵→30分
⑦180℃に熱したオープンの中断で、色づくまで30分焼き、オーブン温度を下げて
160度で10分さらに焼きます。
熱いうちに溶かしバターを塗り、砂糖大根糖をふり、粉糖を雪のようにかけます。

”柚子ピールの作り方”
柚子10個はうすく皮をむき、たっぷりの湯を沸かして皮を入れ、再沸騰したら火をとめザルにあげる。ボウルに水をはり、時々水をかえながら半日ほど水にさらす。
柚子皮の水気をきり、重さをはかります。柚子の皮の8割の砂糖大根糖を鍋にいれ、水大さじ5を加えて、皮と一緒に弱火で煮ます。水気がなくなったら、オーブンシートの上で乾かします。お好みで砂糖をさらにまぶして下さい。冷蔵庫で長期保存が可能です。

”サクサク粉について”
サクサク粉は、サゴ椰子の幹からとれる粉です。パプアニューギニアの原住民の人々の大切な主食です。アレルギーを持つ子どもでも食べられます。(オリゴ糖含む)
加熱すると、くず状になり、うどんやプリン、ギョウザ、タルト、クッキーなども作れます。
教室では小麦粉や片栗粉の代用にしたり、2割ほど小麦粉と混ぜてお焼きにと重宝しています。

##”アマランサスの和風パスタ”##
柿酢
アマランサスときのこのバランスが絶妙です。
栄養たっぷりなパスタですよ。

アマランサスをから炒りして、きのこと3種のきのこだしをいれて炊きます
柿酢
簡単で応用のあるソースです。

パスタをゆでたら、大皿に盛ります
柿酢

材料;アマランサス              半カップ
水(3種のきのこ)           半カップ強
ごま油                 小さじ1
塩                   小さじ½
しめじ、エリンゲ            各1袋(食べよい大きさに裂く)
油揚げ(油抜きする)          1枚(細かく刻む)
あさつき                2本(2㌢の斜め切り)
オリーブ油(パスタ用)         大さじ1〜2
自然海塩と胡椒             各適量
海苔                  適量(刻んでトッピング)
アマランサス調味料
しょう油                 大さじ2
梅酢(酒粕の3年醸造酢)         小さじ2
ごま油                  大さじ1

作り方;①アマランサスは、洗わないで鍋でから炒りし、ごま油を加えて少し炒め、粗ミジンにしたきのこと油揚げ、水半カップ強と塩小さじ½、3種のきのこを加え、弱火で炊いて沸騰させ、沸騰したら又弱火で12分再度炊きます。直ぐにフタを開け、アマランサス調味料を加えて、10分蒸らします。
②人数分のパスタをゆで、炊いたアマランサスをパスタにからませ、塩、胡椒、オリーブ油でパスタに味をつけ、斜めに切ったアサツキと刻んだ海苔をトッピングします。

##”小豆のブラウニー”##
柿酢
焼きたてをカットします

柿酢
濃厚なケーキです
バニラエキストラクトを大さじ1使用しましたが、
こんなに入れて、もったいないと恐る恐るの計量でした。
皆様の感想は、これまでに食べたことがない不思議なブラウニー!?

材料;小豆                     半カップ(100㌘)
自然海塩と昆布                小さじ½と昆布切手大1枚
地粉                     1カップ半(ふるいにかける)
キャロブパウダー               半カップ(ふるいにかける)
レーズン                   半カップ(粗く刻む)
クルミ                    ¼カップ(軽く炒って刻む)
菜種油                    ⅓カップ
豆乳                     ⅓カップ
バニラエキストラクト             大さじ1
味噌                     小さじ1
りんごのペクチン(仕上げ用)         適量(焼き上げたらぬります)

作り方;①小豆は3倍の水と昆布を加えて、柔らかくなるまで煮ます。豆が柔らかくなったら、塩を加えて煮詰めます。
②地粉とキャロブパウダーはふるいにかけ、まぜます。
③クルミは軽くローストし刻みます。レーズンも粗く刻む。
➃菜種油、豆乳、バニラエキストラクトをボウルに入れ、泡立て器でよくまぜます。
炊いた小豆とふるった粉、クルミ、レーズン、菜種油などを混ぜて、型に流し入れ、
180℃に余熱したオーブンで、約25〜30分焼きます。
オーブンからだし、りんごのペクチンをぬります。
お好みのサイズに切り分けて召し上がれ!

##”白菜とりんごのサラダ”##
柿酢
生の白菜と塩レモンがマッチしています

材料;白菜               2〜3枚
りんご              ½個
油揚げ              半分(油抜きし、オーブンでからりと焼く)
柿酢               大さじ2
レモン汁と塩レモン        小さじ1½
薄口しょう油           大さじ1
塩、コショウ           適量

作り方;①白菜は5㎝の千切りにし、りんごはうすいいちょう切り。油揚げは油抜きしてからオーブンでからりと焼き、5㎜の角切りにします。②白菜とりんごに調味料を混ぜあわせ、
器に盛りつけ、油揚げを飾ります

##”レンズ豆と野菜のスープ”##
柿酢
根菜いっぱいの温かスープです。
パプリカと仕上げのバルサミコ酢が味をひきしめます。

材料;乾燥レンズ豆              100㌘
水と3種のきのこ出し          500cc
人参                  1本(1㌢の角切り)
じゃがいも               2個(1㌢の角切り)
玉ねぎ                 1個(うす切り)
ニンニク                1片(うす切り)
オリーブ油               100cc
トマトピューレ             400cc
月桂樹の葉               1枚
自然海塩                小各適量
バルサミコ酢かワイン          適量(あれば)

作り方;①レンズ豆は洗って、500ccの熱湯に少なくとも30分くらい浸します。
②玉ネギ、ニンニクはうす切りに、じゃがいも、人参は1㎝の角切りにし、3種のきのこ、
月桂樹の葉も浸したレンズ豆の中にいれ、沸騰したらオリーブ油とトマトピューレも加え、
野菜が柔らかくなるまで煮ます。最後に塩小さじ1とこしょう、パプリカを加えて味を調えます。月桂樹の葉は取り出します。いれっぱなしにすると苦みがでます。
③スープ皿に、小さじ1のバルサミコ酢かワインを加えると良い香りがします。

ギリシャの家庭では、豆料理をよく作ります。なかでもレンズマメという・・・なんとなく、日本の小豆に似た豆を使ったスープは、寒い冬などの身体を芯から温めてくれます。
ファケス・スパと呼ばれるスープで、味も見かけもまさに小豆スープという感じです。
レンズマメは、レンティル豆、ヒラマメとも呼ばれ、ひらべったくて茶色の小さな豆です。
インドやトルコで多く生産され、エジプトなどでもスープにして食べられます。栄養価が高く、ミネラル、ビタミンが豊富です。鉄分とリンが豊富に含まれていることから女性の貧血にもってこいの食べ物です。この豆は形がコインに似ていることからお金持ちになれるということでイタリアでは大晦日に食べる・・・日本の年越しそばみたいですね・・・

## ”レンズ豆について”##
レンズ豆は南アジアから地中海沿岸地域が産地で、凸レンズの形をしています。又、コインの形もしていて、ヨーロッパでは縁起のため大晦日に食べます。旧約聖書の創世記にも登場するポピュラーな豆でレンズ豆は大変栄養があり、特にタンパク質が豊富ですので、ベジタリアンのタンパク質補給の助けとなります。ビタミンB1,B2,B6も豊富に含まれています。疲労回復や美肌効果も期待出来ます。
レンズ豆に含まれるレシチンは免疫力を高めて、有害な微生物やガン細胞を増殖するのを防いでくれます。