4月・・・花見の祈りさくらさくら・・つぶっこ楽膳教室
4月18日の朝、猛吹雪が舞い、しだれ桜が「花筏」のように地面に散りました。散ってもなお美しき桜です。
嵐の前日の教室のしだれ桜は満開😊
教室参加の方が記念に写真をと、、、、、。
花見をしながらの食事は、どんなに贅沢な王様の晩餐会にも負けないほっこり倖せな時間でした。
4月の食卓は桜をイメージしました。
華やかさに淡いグレーピンクーをイメージして。
♪車麩ステーキのもちきびスクランブル(4人分)
材料;車麩 4枚
菜種油とごま油 菜種油7対
ごま油3の比で車麩を揚げます車麩煮汁
ミネラル出し1カップとしょう油大さじ1
もちきび粒 半カップ(100㌘)
もちきび炊き用水 1,5カップと塩ひとつまみ
炊いたもちきびの味つけ
サクサク粉 大さじ1(なければ小麦粉)
豆乳 25cc梅酢(赤でも白梅酢でも) 大さじ1(柿酢、米酢、柚子酢などでも)
自然海塩 小さじ⅔胡椒 適量
卵 2個菜種油(スクランブル用) 適量
イタリアンパセリ(飾り用) 適量
もちきびを土鍋で炊きます
炊いたもちきびをヘラで混ぜます
炊いたもちきびの半分をスクランブルに、残りは若布と炒めます。
スクランブルのもちきびは流水でもちもちした粘りを取り除き、ザルでこします。
2歳の小さい方が、スクランブルもちきびの材料を懸命にまぜて下さいます。
エネルギーの高い小さい方から、私たち大人はパワーを戴きます。
全粒粉車麩を素揚げします
油は、菜種油7対ごま油3の割合です
車麩を素揚げにし、出しで煮ます。
車麩もちきびスクランブルの完成です。
油について
植物性の油には体内の動物性の脂肪を溶かす働きがあります。
血液サラサラにし、コレステロールや体脂肪を抑えてくれます。
体の細胞形成、免疫機能、脳細胞の形成に欠かせない必須脂肪酸は、母乳と植物油に多く含まれ、動物油にはほとんど含まれません。
必須脂肪酸には、リノール酸とアルファリノレン酸があり、互いに反対の働きで体を調整しています。
リノール酸は穀物やどの植物にも含まれ欠乏の心配はないのですが、アルファリノレン酸は現代人に不足しています。菜種油にアルファリノレン酸が豊富で、ごま油は少ないですが抗酸化力が強く各種薬効成分も多いので、菜種油7対ごま油3で使うと健康的で美味しい料理を楽しめます。
♪もちきびと若布(わかめ)の炒め物(4人分)
材料;
炊いたもちきび カップ1
乾燥若布(わかめ) 5㌘(水で戻し一口大に切る)
ごま油(炒め用) 適量
濃い口醤油 大さじ½
自然海塩 小さじ½
純米酒 大さじ1
煎りごま(トッピング) 適量
水で戻し食べやすい大きさに切った若布をしょう油で味をつけ、もちきびと炒めます。
若布ともちきびのコンビがうまうま1!生まれて初めて戴く美味しさと好評でした。
もちきびの栄養
きびは東アジア東部から中央部が原産といわれています。
もちきびは、ビタミンB群とリン、カリウム、亜鉛、マグネシウム等のミネラルバランスに優れています。
もちきびは、もっちりとした食感で卵のような味わがあり、うるちきび(いなきび)は、ふんわり軽い口当たりが特徴です。あわ、ひえよりも粒が大きく、雑穀としては利用しやすいです。
食物繊維もたっぷりなことから、ダイエット食品としても注目されています。カリウム、マグネシウムの働きで、塩分の体外排出が促進され、高血圧の予防に効果を発揮し、食物繊維との相乗効果が期待できます。
また、近年問題になっている味覚障害を正常に保つために必要な亜鉛も多く含みます。余分な熱を取り去る清熱作用があるといわれています。
♪温野菜サラダのコチジャンソース(4人分)
材料;
キャベツ ¼個(くし形に切る)
蕪(かぶ) 1個(8等分のまわし切り茎も2㌢残す)
人参 1本(大き目のスティク状に切る)
ブロッコリー ¼個(花と茎も使用します)
コチジャンソース 半カップ
コチジャンソースの作り方
コチジャン 大さじ2(辛いのが苦手の方は少なめに)
しょう油 大さじ1
味醂 大さじ1
煎りごま 大さじ2
ごま油 大さじ1
すり大蒜(にんにく)
小さじ½全てを容器の中で混ぜ合せます。
50℃洗いした野菜に少しの水を加え、蒸し煮にし、コチジャンソースで戴きます。
桜の柄の塗りの器に、野菜も少しお上品にかしこまって春野菜を堪能します。
コチジャンを作ります
材料を入れ、沸騰したら5〜6分かき混ぜながら煮ます 少し固まったようになったら冷まして、酢と酒を加えるとできあがり。
♪新玉ねぎのみそ漬け
材料;新玉ねぎ 1個(1㌢の輪切り)
味噌(米みそ・麦味噌どちらでも) 適量
作り方;
①新玉ねぎを一㌢の輪切りにし、味噌をからめ一週間おくとで出来上がり。
硫化アリルを丸ごといただくメニューです。2歳の小さい方はお母様の分まで食べてしまわれ、玉ねぎ、玉ねぎと、、、。
よっぽど美味しかったのでしょう! 玉ねぎは江戸中期に日本に伝えられましたが人類の歴史には古くから登場し、スタミナ野菜として知られています。
玉ねぎの栄養成分「硫化アリル」はビタミンB1の吸収を助けて不眠症を解消し、新陳代謝を促進して疲労回復にも効果があります。
糖尿病や高血圧、動脈硬化の予防に役立ちます。
生で食べるのが一番ですが、長時間水にさらすと硫化アリルやうまみが溶け出しますので、2〜3分にとどめるようにします。
玉ねぎは加熱すると苦みと臭みが消え、独特の旨みと甘味がでますが、硫化アリルは加熱するとプロピルメルカプタンという甘み成分に変化しますので甘みが出た分だけ硫化アリルは減り、ビタミンB1吸収成分が弱まります。
料理に使用するときに、旨みと甘みを出す分と、硫化アリルを取る分とに分けると薬効成分を逃がしません。
♪春キャベツの出し煮
材料;
キャベツ 半個(4等分のくし形に切る)
ミネラル出し 2カップ
うす口しょう油 大さじ1
青のり(トッピング) 適量
キャベツは無農薬野菜農家の「あいよ」さんのもので、巨大なキャベツでした。
ミネラル出しでゆっくりと煮込んだキャベツは、芯の固い所も柔らかくいただけました。
青のりをトッピングして。
♪京麩のお吸い物と香の物
京麩と野生の三つ葉を庭から採集して、はんなりといただきます。
うす口しょう油と藻塩がやさしい味です。
♪桜の葉
・花の塩漬けおにぎり
桜の葉と花の塩抜きは、日本椿の葉一枚を4つに割って、10分水に浸します。
いい塩梅に塩が抜けました。数の子や料理で味が濃いめの時にもお試し下さい。
おにぎりは塩をつけないでにぎります。庭のしだれ桜を鑑賞しながら、醍醐の花見といきませう🌸🌸
桜の葉の塩漬け
(山桜や提灯桜(八重桜)の4月下旬から5月の節句頃までの葉を使用)
材料;
若葉100枚(葉の柄もつけてください)・塩は葉の30%・さし水桜の葉はよく洗い、10枚ずつ重ねる。
小さい容器(つぼやホウロウの容器、ポリ容器)にビニール袋をいれ、漬け物を漬けるときのように、一段ごとに塩をふり、重しをして、まわりからさし水をして口をしめる。冷暗所(台所の下など)においておけば、2年間は香りも消えずカビも生えない。
塩ぬきは、使う枚数をとりだし熱湯をかける。
これを手早く冷やし、日本椿の葉を4つに切り、10分程浸して塩ぬきします。
桜の葉には、抗菌作用があります。
桜の葉は、塩漬けされて糖分が分解されることによって生の葉には無いクマリンという甘い香り成分が生成されます。クマリンを含む食品には、アシタバ、パセリ、ニンジン、モモ、藤袴(ふじばかま)などがあります。
クマリンという芳香成分には抗菌作用やリラックス効果、血圧低下作用、二日酔防止効果、抗血液凝固作用などがあると言われています。
♪野菜のおから漬け
材料;
胡瓜 2本(ヨコ半分に切る)
人参 2本(タテ半分に切る)
牛蒡(ごぼう) 20㌢(5分位湯がく)
おから 300㌘
塩 40㌘
水 2カップ
炒ったおから、水、塩をビニールにいれ、野菜を加えて上から押します。冷蔵庫で保存。
おから漬けのおからは、フライパンで煎り、水分を飛ばします。
おからも美味しく、野菜もほっこりと漬かり、漬け物のイメージを変えます。
♪おから団子
材料;
おから 50㌘
小麦粉(すいとん粉でも) 50㌘
サクサク粉 20㌘
熱湯 100cc
胡桃(くるみ)(ローストする) 50㌘(粗く刻む)
黒砂糖 大さじ1
湯 大さじ1〜2
ローストした胡桃と黒砂糖をすり鉢ですり、水を少し加えとろみをつけたタレを作ります。