2018年6月植物油考・グリーンナッツの栄養・青梅のピクルス

ゴーヤのすだれ
どちらも元気をいただきます😊

雲南百薬のすだれ

ランドセルのポストのそばには水引草が咲き6月下旬に梅雨明した猛暑を和らげて

♢植物油考
♢グリーンナッツの栄養
♢甘くない辣韮(らっきょう)のつけ方
♢青梅のピクルス漬け
♢甘くない辣韮(らっきょう)の漬け方
♪植物性油考
参考;「本当は危ない植物油」奥山治美著・藤田紘一朗・白澤卓二・鶴見隆史・板倉弘重)
サラダ油=植物性油はヘルシーで健康にいい!!・・・そして動物性脂肪をへらして植物性油を使うと生活習慣病になりにくい・・・というのが医学界や世間の常識でしたが、意義を唱える専門家が増えてきました。私も菜種油やごま油、オリーブ油などを主に炒めもの、揚げ物に使っていますが、この機会に『あぶら』を考えてみたいと思います。
脂質(あぶら)は、人間に必要な栄養素で、細胞膜の70%、脳の60%(脳重量の20%はコレステロール)、神経やホルモンの働きもサポートし体内のエネルギー源なのです。
サラダ油などの植物油に多く含まれる、オメガ6脂肪酸(リノール酸やアラキドン酸)は、必須脂肪酸だから体に良いので食事で摂りましょうと長年言われていました。しかし現代では、
逆にリノール酸の過剰摂取が、心筋梗塞やアトピー、アレルギー症状、うつ病、高血圧、糖尿病、動脈硬化さらにがんなど様々な病気をひきおこす原因なっていることがわかっています。人間に必要なリノール酸は9㌘前後といわれていますので、肉、卵、米、麦といった主食の中に含まれ、あえて植物油から摂る必要はなさそうです。
リノール酸の過剰から体を守るのがα-リノレン酸=オメガ3脂肪酸
(しそ油、エゴマ油、、亜麻仁油、サチャインチオイル、魚油)です。


α-リノレン酸は天然の魚、海草類、胡桃、緑黄色野菜、豆などにも含む。
オメガ3を毎日摂っておくと、体内の炎症が抑えられ、血流がよくなり、免疫力も活性化する。
一日大さじ1の亜麻仁油が、がんや心臓疾患を防いでくれるそうです。
サチャインチオイルはオメガ3が50%、ビタミンEも多く含み理想の油です。
ごま油、大豆油、紅花油は有害因子無しですが、リノール酸が多い。
オリーブ油、菜種油、バーム油、コーン油、ココナッツ油には有害因子があり、多く摂らない方がいいようです。

健康に良い動物油脂は、魚油、バター、ラード、牛脂で安全生が極めて高いそうです。昔のように中華料理、トンカツなどはラードがおすすめ。
沖縄県民が世界長寿を誇っていた時、ブタの食文化が盛んで、脳卒中が少なかった。
(コレステロール高めは心臓病、脳卒卒中のリスクが高まらないし長生きだとか)
バターはコレステロールを含み、脳卒中予防効果が期待できるそうです。
伝統医学アーユルヴェーダでは、バターを精製したギーを料理や治療に使います。
ギーは脂肪を分解し、免疫力を高め、アレルギーや炎症も緩和し、消化にもいいそうです。
昔の日本人は、油などの脂肪分をあまり用いず、淡白な味を基調とし、魚と野菜、海草の和食が中心でした。調理には良い油でも少しを使用した食事を心がけ健康長寿を!!

♪グリーンナッツ(サチャインチナッツ)の栄養

ペルーのアマゾン流域を原産地とするグリーンナッツ(サチャインチ)は、天然のビタミンEが100㌘中200mgも含まれているので
(アーモンドで31mg)、強力な抗酸化作用があり、炒めても酸化し難く、加熱料理にも使用できます。(さっと炒めること)
厚労省は一日当たりオメガ3を2,2㌘摂ることを目標にしていますが、
小さじ1のサチャインチオイルを摂ることで4㌘強摂取できます。
サチャインチナッツなら7個食べれば目標量をみたせます。
サチャインチは100㌘中、オメガ3が50%以上、チアシードには18%あり、どちらも毎日の食事で摂ると、最強の美容と健康の味方になることでしょう!!
♪青梅のピクルス漬け
材料;青梅(若くて青く固いもの)  500㌘(小梅で漬けても)
自然海塩(梅の10%)                   50㌘
35度焼酎(梅にまぶす)      適量
漬け汁
柿酢(米酢や3年醸造酢など)     500cc
砂糖大根糖              100〜150㌘
大蒜(にんにく)           1片(うす切り)
赤唐辛子               1本(種をとり除く)
八角、クローブ,ローリエ       適量
作り方;①青梅はていちょうに洗い、3時間程水に浸す。ザルに上げ、なり口の★を竹串で取り除く。大蒜はうす切り。赤唐辛子は種を取る。あれば八角を2個位とクローブを5粒位用意。
②青梅に焼酎をからめ、塩をまぶす。そのまま水気がでるまで3時間置く。
③漬け汁の材料を合わせて火にかけて沸騰させ、冷ます。
塩をまぶした青梅をザルに上げ、冷ました漬け汁に漬け、常温に3日間置く。
一週間位で食べれます。保存は冷蔵庫で。3ヶ月位楽しめます。

小梅で漬けました

長いお皿の右端が小梅のピクルス

♪甘くない辣韮(らっきょう)の漬け方
材料;泥付き辣韮             2キロ
塩                 200㌘
赤唐辛子              2本ぐらい
酢(柿酢や果物酢がまろやか)    1カップ
水                 2カップ
作り方;①泥付き辣韮はきれいに洗い、茎と根元を切り落とす。
②すり鉢にいれ、ごしごしとみがくように洗い、薄皮をはがし水気をきります。
③容器の底に塩をふり、辣韮に塩をまぶしながら入れていきます。
④容器のふちから酢と水をそーと注ぎ、赤唐辛子の種を取り、刻んでいれます。
⑤2倍の重さの重石をのせ、水があがるまで置きます。水が辣韮にかぶるようになったら、
重石を半分にし、10日から14日で食べれるようになります。
完全に漬かるのは一か月。長期保存したいときは汁ごとビンにうつします。
塩酢を漬けらっきょうは一年でもパリッとした歯ざわりが楽しめ、炒め物や料理に重宝します。

甘酢漬けやしょう油漬け、ハーブ漬け、梅酢漬けにするには、塩酢漬けらっきょうを日本椿の葉一枚を4つに割って水の中に15〜20分おいて塩を抜き、使用します。
椿の葉がないときは、うすい塩水に酢少々を加えた中に、30分〜1時間おく。
このとき多少の塩けが残るように注意します。
ザルに上げて1〜2時間、陰干しにして使用します。