2016年5月オメガ3・よもぎの栄養・ゆで卵の茹で方

5月・・・お茶・保存食・・・つぶっこ楽膳教室

オメガ3について  よもぎの栄養塩麹の作り方  ゆで卵の茹で方

 

♪オメガ3について

脂肪と聞くと、脂肪太り・皮下脂肪・体脂肪・内蔵脂肪、、、と、なんだか肥満や不健康を連想しますが、『いい油(脂肪)』は、からだにとって必要な、健康の基礎をつくる栄養素でもあります。脳の7割は、脂質でできています。60兆個の細胞膜もリン脂質やコレステロールでできていて、血管や血液、ホルモン、神経も脂質なしでは存在しません。『油』がないと生きられないのです。

脂肪には大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つがあります。

*飽和脂肪酸は肉やラード、乳製品などの動物性の脂肪

*不飽和脂肪酸は植物性の脂肪オメガ3;グリンナッツ・チアシード・えごま・亜麻仁油・くるみ・菜種油・青魚の油オメガ6;紅花油・コーン油・ごま油・サラダ湯・大豆油・マヨネーズ・ひまわり油オメガ9;ひまわり油・オリーブ油・紅花油・アーモンドなどの種実・不飽和脂肪酸のうち、オメガ3と6は体内で作られないので、食事で補う必要があります。

オメガ9と飽和脂肪酸は体内でも合成できます。油の摂りかたのバランスが命を左右します。人類の歴史が始まって以来、どんなバランスで脂肪酸が摂取されてきたか調べたデータがあります。

約200万年続いた旧石器時代のあいだ、オメガ6と3の比率は1対1でした。約1万年前に農耕がはじまってからは、オメガ6と3の比率は1対1から3対1の範囲で推移しています。100〜150年前から、急激にオメガ6が高まり、現代の欧米人の平均は、15対1に推移しています。豊かな国々では肉食と食物油、加工品が増えたためです。日本では戦後50年急激にオメガ6が増え、10〜20対1に及ぶ場合もあると言われ、2000年に厚労省は4対1を提示しています。オメガ6と3のバランスが悪いと、まっ先に影響が出やすいのが免疫機能と炎症で、バランスが改善すると、はじめに変化がみられるのも免疫と炎症だそうです。永田良隆医学博士は「昭和30年代の和食に戻す」ことと。油のバランスを改善させて、アトピー性皮膚炎の約7割が全快。

約1万人以上の治療データーによると、オメガ6と3の比率が2,4対1以下に抑えられればアレルギー反応が治まるそうです。そして、ビタミンとミネラルを充分に摂り酵素をはたらかせ、抗酸化作用でオメガ3を守ります。

オメガ6(リノール酸)が隠れている加工食品マーガリン・インスタントラーメン・コーヒーフレッシュ・クッキー・マヨネーズ・ドーナツ・揚げ物・チョコレート・洋菓子・スナック菓子(ポテトチップ)・アイスクリームアメリカではトランス型脂肪酸の使用を2018年に完全撤廃になりましたが、日本は野放し。トランス型脂肪酸は、動脈硬化・心臓病・ガン・免疫機能・認知症・アレルギー・アトピー・流産・死産・胎児の体重減少・母乳を通じて乳児のトランス型脂肪酸の移行など大変健康にダメージを与えます。

オメガ3(αリノレン酸)はこんな人にオススメダイエットしたい・糖尿病、高血圧・メタボを解消したい・血液サラサラにしたい・冷え症・症認知症が心配な人・ずっと若々しくいたい人・骨の弱りを感じる人・うつぽい人・美肌、肌荒れ解消これまでオメガ3の弱点は、酸化しやすいことでしたが、今回使用しますペルーのアマゾン流域を原産地とするグリーンナッツ(サチャインチ)は、天然のビタミンEが100㌘中200mgも含まれているので(アーモンドで31mg)、強力な抗酸化作用があり、炒めても酸化し難く、加熱料理にも使用できます。(さっと炒める)厚労省は一日当たりオメガ3を2,2㌘摂ることを目標にしていますが、小さじ1のサチャインチオイルを摂ることで4㌘強摂取できます。サチャインチナッツなら7個食べれば目標量をみたせます。サチャインチは100㌘中、オメガ3が50%以上、チアシードは18%あり、どちらも毎日の食事で摂ると、最強の美容と健康の味方になることでしょう!!オメガ3は毎日摂らないと細胞の調整ができませんので、毎日の習慣にして下さい。柿酢青背の魚に含まれるオメガ3(EPA とDHA)はストレスにも有効という興味ある実験が、富山大学医学部、浜崎智仁教授の実験で分かりました。医学生41人に毎日1,5〜1,8㌘のDHAを食べるグループと食べないグループとでは、大きな試験と卒業論文のイライラ度が食べているグループには全くなかったそうです。カルシウムもですが、青魚の油もストレスにいいようです。エイコサペンタエンサが発見されたきっかけは、イヌイットに冠状動脈疾患が少ないドコサヘキサエンサが発見のきっかけは、日本の子どもの知能指数が高いのはDHAの影響。DHAはさまざまなメカニズムでストレスを和らげるそうです脳のセロトニンの働きをよくし、神経伝達物質の働きを高める。アセチルコリンが記憶や学習能力に関係する。ノルアドレナリンが集中力や積極性に関係する。ドーバミンが楽しい、心地よい感情に関係する。特に、イワシにはスピルリナというオメガ3がたっぷり含まれている『藻』(も)を食べているために、オメガ3を豊富に含みます。

 

♪よもぎの栄養よもぎはモグサの名で親しまれ、また『医草』と呼んで、邪気をはらい、食べたり飲んだりすると寿命がのびるといわれてきました。

4月から6月のよもぎの葉や根を乾燥しお茶にします。よもぎの栄養;よもぎに含まれているコリンは脂肪肝、高血圧の予防にいいといわれ、焼酎に漬けて貧血、胃の不調に。ミネラル・ビタミンも豊富で、整腸作用が大きく、便秘にも効き、組織臓器の機能を正常に保ち、公害物質や老廃物がたまらないよう流してくれ、血液を浄化するという大役をはたします。煎じて風邪、食あたりに。婦人病には生の葉をもんで湿布したり、傷の止血にも効きます。よもぎは糖尿に効くといわれます。単独で飲んでもいいし、ドクダミやはと麦などとまぜても。腎臓病、むくみ、結石、胆のう炎、リュウマチ、神経痛、うるしかぶれ、痰きりに薬効があります。よもぎの味噌汁を1ヶ月毎日のむと、骨粗しょう症、アレルギー、アトピー、花粉症が改善される。    (崇城大学薬学部教授・村上光太郎先生)

よもぎは、冷え性・不妊症・目・胃腸・肝臓の弱い方にいいです。

干し方;生葉の全草をよく洗い水気を切り、1日目はカンカンのひなたで、2日目からは陰干ししてカラカラになるまで干します。よもぎ茶の作り方;一リットルのお湯に乾燥した葉10〜15㌘を入れ、弱火で10数分煎じてつくります。この煎じ汁はお茶や湿布に用いることができます。*高血圧・動脈硬化・胃腸病・頭痛・神経痛・貧血には葉10㌘を水500ccで半量に煎じ、一日3回に分けて食前に内服します。*腰痛・腹痛・冷え性・痔には干したよもぎの葉を袋に⅓量入れて、入浴剤として使います。又、葉を10キロ採集し、乾燥させて「よもぎ座布団や枕」を作ります。私は枕に愛用しています。よもぎの座布団は痛みを取り、解毒作用もあります。空気を浄化し、アロマテラピーとして大活躍!!* 血便にはよもぎとしょうがを、同量まぜて内服します。* 漢方では不正出血や月経過多・切迫流産などの出血症状に用います。* 母乳不足には、お餅によもぎを入れたり、よもぎの、若葉のみそ汁が良い

♪塩麹の作り方

麹  300㌘    自然海塩   100㌘   水300〜350cc麹は固まりをよくほぐし、容器に塩と麹、水を加えてよくかき混ぜます。常温で一週間から10日間、毎日一回かきまぜます。麹がほどよく溶けまろやかな感じになれば完成です。完成したら、冷蔵庫で3ヶ月〜6ヶ月を目安に使い切ります。柿酢

 

”ゆで卵の茹で方”

卵のおしりに傷をつけ、沸騰した湯の中におたまでそ〜といれます。弱火で10分煮たら、水で冷ましてから皮をむくと、白身がひっつかないでするりとむけます。