2018年4月じゃがいもの効用・竹の子酵母エキス・桜の葉塩漬け

じゃがいもの栄養
竹の子酵母エキスの作り方
柿の葉茶の栄養と作り方
桜の葉の塩漬け

♪馬鈴薯(じゃがいもの)効用
馬鈴薯は南米北部、アンデス山脈の高地ペルー地域のインカ帝国の時代には重要な食糧として栽培されていました。じゃがいもはでんぷん質が主体ですが、糖分が少なく、熱に破壊されにくいビタミンCやビタミンBが多量に含まれています。ビタミンCは特に皮の部分に多量に含まれます。また、馬鈴薯はアルカリ性食品なので、体内の酸性化を防ぎます。
* 腸の働きを整え便通をよくする。(ペクチンが水を吸着する)
* 脳卒中などの予防(パントテン酸が血圧を下げ、コレステロールを排出する。)
* 糖尿病を防ぐ(カリウムが多いのでインシュリンの分泌を促す)
* 肉食の解毒作用がある(フランス語で馬鈴薯のことを「大地のりんご」と表現しますが、りんごなどと同様に、肉毒を解消する薬効があります)
* 胃潰瘍・十二指腸潰瘍などによい 二日酔い、胃弱にじゃがいものすった汁を毎朝1盃飲む。
* 貧血によい(トリプトファン造血を促し、血行をよくする)
*目の疲れに、汁やじゃがいもの皮をまぶたにあてます。

♪竹の子酵母エキスの作り方
(竹の子3㌔で約1500ccのエキスができます)
竹はリンパの流れをよくしますが、この時期しか作れないものに
『竹の子酵母エキス」
があります。疲労回復に、肩こり・冷え性の改善に風邪の予防と治療に、果ては乳ガンの症状が軽くなったという方までおられるそうです。是非、作ってみてください。
作り方;丸ごとの竹の子3キロ(大きいと刻む)に黒砂糖の粉、1キロをまぶして漬けること
5日間(2日目で天地返しを)。ブクブク発酵してきたら、ザルでこして、ビンに入れて冷蔵庫で保存してください。漬けた竹の子も食べれる。
ビンに保存するときは⅔位まで入れてください。一杯に詰めると発酵して吹き出てしまいます。
飲むときはエキスを大さじ1杯湯飲みにいれ、水でうすめて毎日飲んでください。
♪柿の葉茶の作り方(熱に強いビタミンC=プロビタミンがレモンの10〜20倍あります)
柿の葉茶はビタミンCが豊富に含まれ、血圧を安定させ、ニキビや吹き出物など美容効果あり。
蒸し器に布を敷き、葉が重ならないようにおき、1分30秒蒸したら、蒸し器をおろし、うちわで30秒あおぐ。再び蒸し器を火にかけて1分30秒蒸し、蒸し器をおろし30秒あおぐ。
蒸し器から出し、新聞紙に広げ風通しのよいところで陰干しにする。
乾燥したら紙袋などに保存し、風通しの良い所に保管します。
♪桜の葉の塩漬け(山桜や提灯桜=八重桜の4月下旬から5月の節句頃の葉を使用)
材料;若葉100枚(葉の柄もつけてください)・塩は葉の30%・さし水
作り方;桜の葉はよく洗い、10枚ずつ重ねる。
小さい容器(つぼやホウロウの容器、ポリ容器)にビニール袋をいれ、漬け物を漬けるときのように、一段ごとに塩をふり、重しをして、まわりからさし水をして口をしめる。
冷暗所(台所の下など)においておけば、2年間は香りも消えずカビも生えない。
塩ぬきは、使う枚数をとりだし熱湯をかけ、これを手早く冷やし、日本椿の葉を4つに切り、10分程ひたして塩ぬきします。
桜の葉には、抗菌作用があります。
桜の葉は、塩漬けされて糖分が分解されることによって生の葉には無いクマリンという甘い香り成分が生成されます。クマリンを含む食品には、アシタバ、パセリ、人参、桃、藤袴(ふじばかま)などがあります。クマリンという芳香成分には抗菌作用やリラックス効果、血圧低下作用、二日酔防止効果、抗血液凝固作用などがあると言われています。